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2014年9月29日月曜日

【再掲】国の借金とサラ金の違いについて

要するに、我々はサラ金が怖いのである。だからサラ金業者が取り立てに来ないと知れば、恐怖はやわらぎ物事を冷静に考えられるようになるはずなのだ。結論を先に言ってしまえばそういうことだろう。よって今回は国の借金がサラ金といかに違うかを考えてみる。

2014年9月2日火曜日

インド人の本音

 インドのナレンドラ・モディ首相訪日に際して、インドの中道右派メディア Niti Central に掲載された人気画家 Manoj Kureel の風刺画です。

 サイドカーのハンドルを握って爆走する安倍総理と、3兆5千億円の開発投資や新幹線など契約書をたっぷり持って側車でご満悦のモディ首相。右側の石碑には “AHEAD PROGRESS” の文字が。そして下段には なんと“FRIENDS FOREVER” の一言がくっきり。

 くーっ!泣かせるじゃないですか!インドの人々にとっても日印関係向上は素晴らしいニュースと受け取られている何よりの証拠ですね。

 ……。あ、そういえば、左端の方に誰かいましたか? いやいや気にしてはいけない(笑)

 ちなみに Manoj Kureel といえば当ブログで以前に紹介したこの風刺画も忘れられない名作です。

 恋人たちの園で日本へ求愛するインドのシン前首相。なにやらイチャモンをつけてる方がおられますね。パキスタンという恋人がありながら何を騒いでいるんでしょうか。ベンチには『中国は日本とインドの友情を恐れている』と書いてありますが。

 この2枚の絵を見れば十分!…とまでは言いませんが、Kureelの絵はインド人の本音を知る上で実に良い教科書と言えるかもしれません。

 相変わらず朝日新聞や毎日新聞が『インドは対中牽制に慎重』だのと、○○のひとつ覚えみたいな記事を書いていますが、この2枚の絵を見ればむしろ『対中牽制はインド人の本音じゃなイカ!』と誰しも思うでしょうに。

 私みたいなヘッポコ30代でも何とか世界の動きを知りたいと思うので、拙い英語力も構わず外国紙や外電のアカウントをフォローしているのですが、最近インド人愛国者のツイッターほど面白いものはないと感じますね。

 2012年の衆院選時はずいぶん注意して外国の反応を観察していたんですが、インド人愛国者達が「アベがカムバックしたぞ!!」と喜んでいたのには驚きました。彼らは金融緩和で円が下落し日本株が上がったときも喜んでいましたし、東京五輪決定の時も日本人とともに喜び祝ってくれました。

 こうして自宅へ居ながらにして、インドの人々の反応をリアルタイムで観察できるのは、まことにクールな経験です。「テクノロジーが開く21世紀の世界」なんてセリフは耳タコでしたが、どうしてどうして。まんざら悪いもんじゃないですなあ。

2014年6月6日金曜日

中国による他国領侵略の現行犯映像3連発!!

これを見ても「日中首脳会談が実現できないのは石原が尖閣買い取りを指示したからだぁい」だの、「安倍が靖国神社に参拝したからだぁい」だの寝ぼけたことをホザく奴は出てこーい!出てきて世間様に申し開きしてみろってんだぁーッの巻!!

2014年6月5日木曜日

ベトナムTV局が中国船による体当たり映像を公開

■ベトナムが漁船沈没の映像公開、中国船が体当たりか(ロイター)
2014年 06月 5日 18:12 JST

 [ハノイ 5日 ロイター] - ベトナム国営テレビは、中国と領有権を争う南シナ海の西沙諸島付近の海上で先月26日、漁船が中国の船舶に体当たりされて沈没する様子だとする映像を放送した。

 映像では、大型の船が小型の漁船の後方から接近して衝突し、漁船が沈没する様子が確認できる。同テレビによると、この映像は先月26日に西沙諸島近海で撮影された。

 この海域では、中国の国営企業が海底油田の掘削装置を設置して以来、中越両国の船舶がにらみ合いを続けている。先月27日、ベトナムの当局は、漁船が中国船に衝突され沈没したと発表していた。一方、中国の新華社通信は、ベトナムの船が中国の漁船に「嫌がらせをした上、衝突し」沈没したと伝えた。

2014年3月22日土曜日

北朝鮮のミサイルとかロケットとかさぁ…

■短距離ロケット弾30発発射=日本海側、16日に続き-北朝鮮(時事)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014032200069
 【ソウル時事】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮軍は22日午前4時から同6時ごろにかけ、日本海沿岸地域から東に短距離ロケット弾30発を発射した。射程は60キロ程度と推定される。
 訓練の一環であると同時に、実施中の米韓合同軍事演習「フォール・イーグル」に対抗する示威行為とみられる。韓国軍関係者によると、発射地点は江原道・元山付近で、公海上に落下。事前に航行禁止区域を公示していなかった。
 北朝鮮は16日にも、旧ソ連から導入した地対地ロケット「フロッグ」とみられる25発を日本海側に発射している。関係者は「前回と似ているとみているが、もう少し把握する必要がある」と述べた。

 こういうのさぁ…。いや、別に報道するなって言ってるんじゃないんですけどね。でも、我々は普段からあの国に踊らされているんだってことを分かった上で、報じるなり記事を読むなりしてほしいなとは思いますよね。
 最近、ノンフィクション作家の関岡英之さんと、ご存じ田母神俊雄さんの対談本が出版されまして、これが大変面白かったんですが、その中で北朝鮮情報の出所についても指摘されておりました。該当部分をメモ的にちょっと引用しておきたいと思います。

●─アメリカの北朝鮮情報に踊らされる日本

田母神 アメリカの対日戦略の基本は、日本を軍事的に自立させないでおくことですから、アメリカだけが早期警戒衛星情報を持ち、北朝鮮のミサイル情報なども選別して自衛隊に流してくるわけです。
 北朝鮮はせいぜい年に二回ぐらいしかミサイルを発射しませんが、中国やロシアは月に二回ぐらい撃っています。しかしそんな情報は一切公表されないでしょう。
 これは日本側にも問題があります。中国がミサイルを発射したという情報をアメリカが外務省や防衛省に流しても、日本政府は決して動こうとしない。情報を握りつぶす。
 もし「中国のミサイルに対抗するためだ」と言ったら、日本国内は大騒ぎになりますから。アメリカのミサイル防衛システムを日本に導入させるのが難しくなることを、アメリカ側もよく知っています。

関岡  中国を刺激してはいけないという、お決まりの事なかれ主義をアメリカにも見透かされているわけですね。

田母神 中国がミサイル実験をやっても、日本政府は「騒がないほうがいい」とやり過ごすわけです。日本が反応しないので、アメリカも中国のミサイル情報をいちいち知らせてこなくなる。
 しかし北朝鮮のミサイル情報を流すと、日本は政府もマスコミも大騒ぎするので、ミサイル防衛システムを売り込むのに都合がいい。アメリカは自国の国益に役に立つ情報しか日本に流してこないわけです。
 中国のミサイル情報をまったく流さないと日本が不審に思うだろうから、アメリカもたまに流してくる。一方、北朝鮮は年に二回ぐらいしか撃たないのに、その都度流してくる。そうしないと日本の危機感が薄れますから。危機感を煽っておけば、日本はアメリカに常に依存するようになる。それがアメリカの真の狙いです。

関岡  早期警戒衛星をアメリカに依存しているということは、結局そうやって情報操作されてしまうということですね。

田母神 そういうことです。北朝鮮だって、何も理由がないのに突然日本に向けてミサイルを撃ってくることなんてありませんよ、絶対に。何か理由がなければ、無駄なことをする余裕はあの国にはありません。
 しかしアメリカは、北朝鮮がいつミサイルを撃ってくるかわからんぞ、だからミサイル防衛システムを増強しろと煽ってきます。
 それで防衛省はなけなしの予算をミサイル防衛システムの整備に回すでしょう。すると本来持つべき攻撃力にカネが回らないという状態になる。アメリカにとっては、日本の軍事的自立を妨害しながら、自国の防衛産業も儲かるという一石二鳥の手口なのです。

関岡  なるほど…。北朝鮮のミサイル危機は、アメリカに情報操作されている面もあることを念頭に置いておかないと危ないですね。日本のミサイル防衛システムの初代指揮官だった田母神先生のご指摘だけに大変重いものがあります。

 p.141-3

 この関岡・田母神対談はとてもわかりやすく面白いので、興味のある方はぜひ読まれるといいと思います。関岡英之さん、しばらく見ないうちにたっぷりヒゲを蓄えて、大久保利通みたいな風貌に。貫禄が出てきましたね。

2014年3月15日土曜日

アメリカの威信はまだまだ堕ちる

オバマ大統領の支持率は4割台ギリギリというアメリカでは考えにくい低さ。民主党候補はオバマの選挙応援をいやがり、共和党は僅差の選挙区を着実に拾う。11月中間選挙の結果次第で上下両院を共和党が制圧する可能性も。政権レイムダック化は不可避の情勢だが、問題はこれがアメリカ国内に留まらず国際社会全体の秩序を破壊していくことだ。はたして歯止めはかけられるのか?

2014年2月12日水曜日

オバマ「やりたいことは何でも出来るんだよ」

オランド仏大統領が訪米、オバマ米大統領とジェファソン邸へ AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3008220

 フランスのオランド大統領が3日間の米国公式訪問をスタートさせました。アンドリューズ空軍基地に到着したオランドは、オバマ大統領とともにエアフォースワンでバージニア州モンティチェロを訪問。

 モンティチェロは第3代アメリカ大統領トマス・ジェファソンゆかりの地であり、そのジェファソンはフランスに駐在した外交官の一人だったということで、米仏の歴史を象徴するジェファソン邸で大統領同士が個人的な友好を育む機会にと期待されていたようだったのですが…。

 ここでオバマさん、やらかしてしまいました(゚Д゚)

 ジェファソン邸をオランド大統領と散歩している最中に、うっかり口が滑ったオバマさん。言ってはいけないことを口走ってしまった。


"That's the good thing as a President, I can do whatever I want"
「大統領にとっては良いことさ。やりたいことは何でも出来るんだよ

 おいおい、ちょっと待ってくれ、と誰しも言いたくなるでしょう。気持ちよくお散歩していて口が滑ったのかもしれませんが、いくらなんでも軽率すぎる。テレビ局のカメラが入っているのを分かっていて、どうしてこんな質の悪いジョークが出てくるのか。

 そしてこれがテレビ報道されるや、みんな怒るの怒らないの。ただでさえ支持率が40%程度に落ち込んでいる大統領。特に共和党保守系の人たちの反オバマ感情は凄まじいところへ持ってきて、このひと言はまさに火に油。

 さっそくネット上に動画がアップされましたが、そのタイトルがまたスゴイこと。 KING OBAMA: 'I Can Do Whatever I Want' ときたもんだ。動画に寄せられたコメントや、SNS上の反応も厳しいなんてもんじゃない。目についた反応はこんな感じです。

・恐ろしい。200万の遵法市民が持つ銃よりも、フセイン・オバマの持つペンの方がよほど危険だ。
・そしてメディアは彼を守り賞賛するんだろう。
・フ○ック野郎
・バラク1世王万歳!!!
・史上最も嫌われた大統領だと思う。さっさと歴史になってほしい。
・彼がこの国と法律をどう見ているか正確に示している。謙遜なんかしちゃいない、自分が全ての上にあると思ってんのさ。
・暴君だ。
・これがプロンプターを必要とする理由だよ。自分の言葉でしゃべれば問題を起こすんだ。
・彼は救世主だよ。彼と他の神々はやりたいことを何でも出来るんだ。ハイルオバマ!
・トマス・ジェファソンが聞いたら墓の下で悶絶するでしょうね。
・もしブッシュが同じことを言ったら、メディアがどれほど逆上したか想像してみろよ。

 個人的には、ブッシュが同じこと言ったらどうなったか、という意見に共感しますね。

 日本でも、麻生太郎さんがホテルのバーで人と会って話してるとケシカランと叩き、鳩山由紀夫が居酒屋で泥酔して奇行に走ろうと一向に叩かないメディアの二枚舌は嫌われていますが、こういうリベラル派のロジックはアメリカでも同じなんですね。

 共和党びいきの保守派というと、日本では銃が大好きで差別的な傾向のある人たちみたいなイメージがありますが、実はこういうリベラル派の偽善・欺瞞・ダブルスタンダードを嫌って共和党を支持している人たちも多いわけです。

 こうやって順調に舌禍事件を引き起こし、支持率も浮上させられないオバマ大統領。残り任期をどうやって乗り切るつもりなのか。日本はいつまでこの大統領と付き合わなければいけないのか。いやはや考えるだに憂鬱な冬の夜更けでございましたとさ。

2014年2月9日日曜日

インドとイスラエルがアンコだという件について

India, Israel to Build Anti-Missile System
http://www.defensenews.com/article/20140206/DEFREG03/302060025

ディフェンスニュースの記事によれば、中国の核および通常ミサイルに対抗して、インドとイスラエルがミサイル防衛システムを共同開発しようと動いているようです。

インドは伝統的に非同盟外交を取ってきました。全方位外交という言い方をされることもありますが、これにはインド人特有の大国意識というものがあり、ある特定の国が主導する陣営の傘下に入ることを潔しとしない、という理由からだと言われます。

冷戦時代も東西両陣営に与することなく、独自のポジションを取り続けていたインドですが、これは別の言い方をすれば、自国の国益に適うならばどの国とでも組むということですよね。

イスラエルとの間でもレーダー開発などを行ってきたわけですが、ここにきてミサイル防衛でも開発を進める模様です。

戦闘機はロシアから、揚陸艦はアメリカから、救難飛行艇は日本から、そしてミサイル防衛はイスラエルと、というわけで、融通無碍というか、その柔軟さには驚くべきものがありますね。

何事もアメリカ一辺倒になりがちな日本人には、非常に示唆に富む姿勢ではないかと思います。

2013年12月31日火曜日

安倍総理の靖国参拝と例の「失望」声明に関して

産経フォト

安倍総理が26日に靖国神社を参拝された後に、米大使館が例の「失望」声明を出した件で、また各紙がおかしな記事を出していますね。

この件に関しては、英語に堪能な方がずいぶん多くの検証記事を出しており、以下数点のブログを読めば失望云々がおかしな訳であることは一目瞭然でしょう。

・「靖國参拝に失望」 は誤訳だ(「国際派時事コラム・商社マンに技あり!」ライブ版)
http://plaza.rakuten.co.jp/yizumi/diary/201312290000/
・英語力のない馬鹿が大騒ぎしてます(連れ込むな! 私は急に 泊まれない)
http://s.webry.info/sp/ottyanko.at.webry.info/201312/article_1.html
・米国政府「安倍総理の靖国参拝に失望した」「豪政府に失望した」「ウクライナ政府に失望した」「露政府に失望した」「香港政府に失望した」(disappointed)どんだけ~w (保守速報)
http://www.hoshusokuhou.com/archives/35305811.html

どれも優れた記事ですから文の構成や語義の解釈についてぜひ参考としていただければと思います。ただ個人的には、むしろ参拝の翌日にペンタゴンが出した声明の方がよほど重要ではないかと思っています。国防長官チャック・ヘーゲル名義で27日に出された普天間移設に関する声明文ですね。

・Statement by Secretary Hagel on the Futenma Replacement Facility Landfill Permit Approval
http://www.defense.gov/releases/release.aspx?releaseid=16453

この声明で注目すべきは最後の一文。

As the United States continues to rebalance toward the region and further deepens its security ties with Japan, the enduring partnership between our two nations will only grow stronger.

合衆国が地域に対する再均衡を継続し、日本との安全保障上の絆をいっそう深めていくにつれ、我ら両国の永続的なパートナーシップは、より強く成長していくのみであろう。

ね?面白いでしょう。この文章を読んで「日米関係に深刻な亀裂が入ってしまったぁぁああ!重大な危機どぅぁああ!」と頭を抱える人がいたら、悪いこと言いません。心療内科でカウンセリング受けよ?あなた社会不安障害を患ってる可能性があります。

もちろん米政府だって、安倍総理の靖国神社参拝をそれなりの重みをもって受け止めたに違いありませんが、同盟関係の屋台骨を揺るがしたかのような各紙報道はあまりにも行き過ぎ。まあ、連中、明白な意図を持ってやってるんで、いちいち付き合う気にもなりませんけどね。

今さら驚きもしませんが、ヘーゲル国防長官が普天間移設に関して声明を発表したという記事は書くけれども、最後の一文は決して報じないというところに、日本マスコミのせせこましさというか小賢しさがよく表れています。

・米、固定化回避と歓迎=泥沼懸念の声も-普天間(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2013122700599

さて、安倍総理の靖国参拝が報じられた直後、ツイッターをちらちら見ていたら、私がフォローしているインド人愛国者の方が「中国が騒ぐぞ」と呟いておりました。その後、北京が公式の糾弾声明を出すと彼は即座に「予想通り」と言っていて、そりゃあもう中国をバカにしたもんでした。

共同通信などは日本が世界から孤立しただの書いていますが、どこの世界だよと聞きたい。日本人が本当に耳を傾けるべきは、以下のような人々の声であるはずです。

2013年12月26日木曜日

インドからのラブレター

恋人たちの園で日本に求愛するインド。相思相愛。一方パキスタンという恋人がありながら、いちいち人の恋路にイチャモンつける中国。立て札には「中国はインドと日本の友情を恐れている」と。これ、実は日本人が描いたんじゃないんです。インドの中道右派メディアNITI CENTRALに掲載された人気風刺画家Manoj Kureelの漫画。インドらしくスパイス効いてますね。

2013年12月12日木曜日

英国人記者の公正さに感謝

H.S.ストークス 1938年英国生まれ。61年オックスフォード大学修士課程修了後、62年フィナンシャルタイムズ社入社。64年初代東京支局長、67年ザ・タイムズ東京支局長、78年ニューヨーク・タイムズ東京支局長を歴任。三島由紀夫と最も親しかった外国人記者としても知られる。

2013年11月24日日曜日

夕陽のバラク・オバマ

ここ1ヶ月ほどの間に興味深く読んだ記事をまとめてみましたが、まあオバマ大統領の命数は完全に尽きたという気がしますねえ。

2013年8月26日月曜日

中国軍によるインド国境侵入の映像

 中国軍によるインド国境侵入の映像が、インドのテレビ局(Times Now)で初めて放送されました。アルナーチャル・プラデーシュ州タワン付近で、国境を越えようとする中国軍と、それを阻止しようとするインド軍のやりとりがテープに収められています。

 緑色の軍服を着たインド軍兵士が、やや白めの迷彩服を着た中国軍兵士を、武器を用いずに抑え込んでいる様子がよく分かります。インド軍の対応は非常に抑制されたもので、大きな武力衝突に発展しないよう、慎重に対応していることがうかがえます。

 この映像は8月22日に放送されたものですが、映像自体は3~4年ぐらい前のわりと古いものではないか?という意見もありました。

 ツイッターの書き込みなどを確認したところ、視聴者もテレビで映像が流れた瞬間に事の重大さを感じとったようで、今すぐTimes Nowにチャンネルを合わせてくれと呼びかけている人もいました。国境の現実をまざまざと見せつけられ衝撃を受けた視聴者は多かったようです。

 確認できたかぎりですが、ツイッター上でのインド人の反応をまとめておきました。

・なんだコレは!?中国はインドと戦争を始めたがっているのか?…
・中国の嘘が明らかになった!
・このビデオで中国の侵入の事実と我が政府の無能さが明らかになった!
・こいつら全員止めろ!!
・中国は1962年のようなことをまたしたがってるの?(※1962年に中印国境紛争勃発)
・中国はこれに答えるべきだ。
・中国軍はインド領に侵入し、インド軍の忍耐力を試している。
・陸軍を誇りに思う。中国兵の侵入を防ぎ捕まえた。今すぐTimes Nowを見るんだ!
・国境で何が起きているんだ?マジで政府はこれに対応すべき時期だろ。
・なんだコレは。この中国兵たちはイカレてるだろ。何のジョークだよ。
・このビデオを見ろ。中国軍が何をしようとしてるか明白に示してる。
・他にどんな証拠が必要ですか総理?
・指揮官よくやった。
・指揮官の忍耐力が印象的だ。
・総理大臣閣下、少しでも恥を知っているなら、中国の友人たちにお伝え下さい。これはインドの陸軍であって、あなたがたの警察ではないのですと…。
・インド軍指揮官に敬意を表したい。彼が「ここは我が国だ!ここは我が領土だ!」と言ったときには鳥肌が立った。
・勇敢なインド兵士たち…。


※参考記事

Exclusive: Chinese incursion caught on tape / The Times of India
http://timesofindia.indiatimes.com/videos/news/Exclusive-Chinese-incursion-caught-on-tape/videoshow/21979719.cms

2013年8月16日金曜日

靖国神社に参拝してきました

(産経フォト)

靖国神社の広報担当者によれば、今年8月15日の参拝者数は17万5千人を数え、昨年の16万1千人を大きく上回ったとのこと。

2013年8月12日月曜日

北の先軍政治は文革のミニチュア

金一族の世襲明文化=10大原則、39年ぶり改正-北朝鮮
 【ソウル時事】韓国の朝鮮日報は12日、消息筋の話として、北朝鮮が6月に、憲法や労働党規約よりも上位とする「党の唯一思想体系確立の10大原則」を39年ぶりに改正し、「白頭血統」という言葉を使い、金正恩一族の政権世襲を明文化したと報じた。
 改正により、「プロレタリア独裁政権」との表現を削除。また、「共産主義偉業」に代わり、金日成主席、金正日総書記による「主体革命偉業」という言葉で、共産主義国家から「王朝国家」への移行を強調している。
 同筋は「統治理念を金日成主義から、金日成・金正日主義に変え、金正恩第1書記を彼らと同格とした。金一族の世襲の正当化、規範化に焦点が当てられている」と指摘した。(2013/08/12-11:30)


 この件でデイリーNKの記事を読んだらちょっと面白い記述があったので書き留めておこうかなと。

北、39年ぶりに「10大原則」修正
北朝鮮住民を抑圧する統治手段として活用されている「党の唯一思想体系確立のための10大原則」(以下、10代原則)の一部内容が修正されたという。金日成に対する絶対的な忠誠を強要する内容は維持したまま「金正日将軍様」という文句が各原則と細部条項に挿入され、金正日偶像化を強化している。
(略)
さらに「10大原則の2条『偉大な首領様金日成同志を忠誠で高く仰ぎ奉らなければならない』が偉大な太陽金日成同志と金正日将軍様を忠誠で高く仰ぎ奉らなければならない』に修正された。金正日将軍様という文句を挿入したのは金正日が金正恩の父親であるためであり、金正日に対する永久的な偶像化を勧めている」と話した。

 初代の金日成には「首領様」というなかなか素敵なニックネームがあったのですが、とうとう「偉大な太陽」になってしまったようなんですね。これ聞いて驚く人もいるかもですが、実はこの太陽という表現もパクリなんだよなぁ…。

東方紅

東方は紅、太陽が昇った、
中国には毛沢東が現れた。
彼は人民の幸福を謀った。
彼は人民の大いなる救いの星!

毛主席は人民を愛する。
彼は私たちの進路を示す人。
新中国を建設するために、
私たちに前進を指導する!

共産党は太陽、
どこの地でもどこの地でも照らす。
どこの地にでも共産党はある、
どこの地の人民も解放された!

 そして今回めでたく金日成が偉大な太陽に出世したというわけですね。イヤー、よかったヨカッタ(笑)

 よくテレビで北朝鮮の映像を見て気持ち悪がる人がたくさんいますよね。マスゲームとか数万人が完全に一致した動きをするのを見て、うへーイヤダーと思った人は多いと思います。

 もちろん生理的にキモイ映像が多いので当然なんですが、実はアレ、歴史的に前例のあることで、あれが文化大革命時代の中国の雰囲気なんですよね。だから北朝鮮を訪れた中国人観光客が、文革時代にタイムスリップしたようですごく郷愁を誘われると言ったりする。

 とはいえ、さすがに現在の中国では毛沢東時代の誤りも指摘されますし、文革時代には戻りたくないという意見もメディアに載ります。そもそも現在の中国共産党幹部はみんな文革嫌いですよね。当たり前ですが中国人も歴史に学んでいるわけです。

 ところが文革といい儒教といい、中国の文化が朝鮮半島に入ると、本家中国をはるかに上回る徹底ぶりで、いっさい反論も多様性も認めない奇形的な文化に発達していく。これは歴史の謎であります。単に歴史学だけでなく心理学や精神分析の知見も応用していかないと、朝鮮半島の謎は解明できないのではないか。

 まあ将来にわたってこんな研究が行われる可能性はゼロなのですが、解けない謎が存在すると知ることは、人間の知恵が有限であることを思い知るという意味でも重要ではないかなと思います。「異民族の心は容易に理解できない」ということを、日本人はもっと深く強く感じとるべきではないでしょうか。

2013年7月30日火曜日

米上院の対中非難決議をどう聞くか

米上院、尖閣周辺などでの中国の行為非難、「けん制決議」採択 FNN
アメリカ上院の本会議は29日、沖縄・尖閣諸島周辺や、東シナ海や南シナ海での中国の威嚇行為を非難し、全ての当事国に平和的な解決を求める決議を、全会一致で採択した。
中国をけん制するのが狙いで、尖閣諸島については、「日本の施政権下にあるというアメリカの認識が、第3者の一方的な行動によって変わることはない」とした。


 この報道を受けて、日本国内で一部喜ぶような反応が散見されたので、それはいかがなものかと思い、つい一言してみたくなったり…。

 この決議でアメリカ側が言っているのは、尖閣は日本の施政権下にあるという「客観的認識」であって、中国が尖閣を攻撃したら米軍が参戦するという「行動方針」ではありませんよね。これは今まで何度も繰り返されてきた「声明」であって、別にありがたくもなんともないことです。

 でも日本人はこう言われると一瞬安心するんですね。「ああ、米国は分かってくれてるんだ」と、そう思ってホッとする。その心理がダメなんだと思うんです。尖閣に限らず、竹島にしても北方領土にしても、国家の主権に関わる問題は日本の自助努力によってしか解決できないでしょう。

 西尾幹二氏がたびたびこういった日本人の甘さ、無意識の依頼心について警告を発していたことを思い出します。3年前に出版された青木直人氏との対談本『尖閣戦争』は、いま読んでも分析の確かさに背筋が寒くなるほど。情勢が追いついた今だからこそ、西尾氏の警世の言を読み直しておきたいところです。

「自衛隊が中国軍と一戦を交え尖閣を死守するなら、アメリカはそれを精神的に応援し、事後承諾するだろう。安保条約とはその程度の約束である」 (p.55)

 日本人の私からすると、「行動方針」でアメリカが必ずしも日本に同調的でないのなら、いたずらに「客観的認識」のほうを強調しないでほしいと思うことがままあるのです。これを強調されると誤解が生じ、日本人を安心させてしまうからです。
 北朝鮮の核実験に際し、故中川昭一氏らが声を挙げ、日本国内で核武装論議が湧き起こったとき、ライス国務長官(当時)があわてて飛んできて、日本はアメリカの核の傘の下にあるという「客観的認識」を示してわれわれを安心させようとした話は前に述べましたが、北の核攻撃にアメリカが核報復をするという「具体的な行動方針」を示したわけではなかった。日本の核武装を恐怖しただけの話でした。やがてテポドンが列島上空を横切ったとき、アメリカの国防長官はアメリカ大陸に届かない核ミサイルには関心がないと言いました。
 じつは、こういうことはたびたび起こったのです。日本の「軍事的努力」がいよいよ必要であるような場面で、アメリカが守っているから安心だという名目上の「客観的認識」を示して、本当に安心かどうかを保証する実質上の「行動方針」をつまびらかにすることがないのは、日本にとってはじつは大変危険なことであります。日本人はこの点でつねにはぐらかされてきました。
 どうせそういうことなら、「客観的認識」はむしろ表立って言い出さないでほしいとさえ私は思います。 (p.66)

2013年7月24日水曜日

日比協力へ前進

政府、フィリピンに巡視船供与 首相が表明へ  日経

 安倍晋三首相は25日から27日の東南アジア訪問でフィリピンを訪れ、政府開発援助(ODA)の円借款を活用し、巡視船を供与する方針を表明する見通しだ。フィリピンは南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)の領有権を巡り中国と争っており、海上警備を支援する。供与条件や巡視船の数など詳細は今後詰める。2014年にも供与を始める。


 外交安保専門誌「The Diplomat」が出したフィリピン外交方針についての記事。

The Philippines’ Search for Strategic Partners
http://thediplomat.com/2013/07/23/the-philippines-search-for-strategic-partners/

 南シナ海全体に対して「明白な主権」を主張し、あれこれ周辺国にいちゃもんをつけ恫喝する中共に、フィリピンのような周辺の小国がどう挑むのかという内容です。

 フィリピンは国益を守るために戦略的なパートナーを探し続けており、もちろんその筆頭にあがるのは日本と豪州だと。

 日本とフィリピンの関係はそもそも経済的なものとして始まったが、経済協定を結んでからは共通の政治的目標を共有する戦略的な関係へと向かっているとあります。

 2011年にはベニグノ・アキノ大統領と野田佳彦首相(当時)が、海上自衛隊とフィリピン海軍トップによる定期協議の開始も盛り込んだ共同声明を出していますが、これが南シナ海で影響力を強める中共を念頭に置いていることは言うまでもないでしょう。

 安倍政権発足後に岸田外相が最初に訪問したのはフィリピンだったこと、日本がODAを使ってフィリピンに巡視船を供与すること、小野寺防相が6月にフィリピンを訪問し、東・南シナ海の懸案は「法の支配による問題解決をはかるべき」との点で一致したこと、なども記述されていました。

 ちなみに、フィリピンのガズミン国防相は米海兵隊の受け入れ拡大を図る考えも表明しています。米海兵隊はすでに豪州との間でローテーション配備の合意に達していますが、この枠組みをフィリピンとの間でも共有できるよう、米比両国は目下交渉中。

 日本では参院選という大イベントが与党勝利に終わり、今後はスムーズな政策運営に期待がかかりますが、その手始めに行われる安倍総理の東南アジア訪問には、諸外国からも注目が集まっている模様。日本政府には着実で迅速な外交を期待したいところですね。


■参考記事

Japan PM due in Manila this weekend
http://newsinfo.inquirer.net/449927/japan-pm-due-in-manila-this-weekend

2013年6月30日日曜日

ウイグル・レジスタンス

6月26日、東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)トルファン地区ピチャン県ルクチュンで大規模衝突事件が起きた。28日にはウルムチ、ホータンでも発砲事件が発生。多くの死傷者が出ている。

2013年6月6日木曜日

急転直下!インド対中軍拡を加速!!

5月26日、インド大手英字紙インディアンエクスプレスは、インド政府が中国との国境に山岳攻撃軍団を増設することを決定したと報道。またしても日本では報道されなかった衝撃の軍拡。その内容とは?

2013年5月28日火曜日

インド、中国を無視して日本海軍との演習を維持

インドのシン首相が27日夜に羽田空港へ到着。29日には安倍晋三首相と会談する。これに先立ちインド大手英字紙デカンヘラルドが、前進する日印の防衛協力について記事を掲載。以下訳出。