読売新聞社は、16日投開票の第46回衆院選を前に、4、5の両日、全国の有権者約10万1000人を対象に世論調査を行い、全国総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。
政権復帰を目指す自民党は小選挙区選、比例選とも優勢に戦いを進めており、単独で過半数(241)を大きく上回る勢いだ。
自民、単独過半数の勢い 衆院選序盤、朝日新聞情勢調査 http://www.asahi.com/politics/update/1205/TKY201212050935.html
自民が単独過半数の勢い、民主は半分以下 序盤情勢 衆院選 日経 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS05034_V01C12A2000000/
【衆院選】自公で過半数上回る見通し 第三極伸び悩み 本社情勢調査 産経 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121206/stt12120600270000-n1.htm
衆院選、自公3百議席うかがう 政権奪還も、民主激減 共同 http://www.47news.jp/CN/201212/CN2012120501002015.html
あくまで序盤の情勢調査であり、投票態度を明らかにしていない人も多いことを考えると、選挙期間中に変化が生じる可能性も否定できないとはいえ、選挙全体はおおむね自公優勢の基調で進むことが明らかになってきました。
読売新聞がいち早く全選挙区分析を発表しましたので、とりあえず気になる選挙区を見てみることにします。ちなみに記事中で名前が先に表記されている候補者の方が優勢とされているとか。
私の地元・東京23区(町田・多摩)から。
■東京23区
- 石井貴士 39 未 新 作家 大 比
- 伊藤俊輔 33 維 新 航空貨物会社長 比
- 白川哲也 31 み 新 町田市議 比
- 櫛渕万里 45 民 前 党政調会長補佐 国 比
- 松村亮佑 32 共 新 党地区副委員長
- 小倉将信 31 自 新 日銀職員 公 比
読売)23区は、小倉と櫛渕が横一線の戦い。それぞれ支持層と無党派層への浸透が課題だ。
※候補者平均年齢35.1歳。各党フレッシュな顔ぶれが揃いました。若い候補者同士が切磋琢磨してくれればと思います。この選挙区はどの媒体でも優勢候補の名前がまちまちで、それだけ僅差の戦いが続いているということでしょう。私は自民党の小倉将信氏を支持していますが、最後の最後まで分からない選挙区ですね。
■北海道11区
- 渡辺紫 64 共 新 紋別市議
- 石川知裕 39 大 前 衆院議員秘書 未 比
- 中川郁子 53 自 新 商社社員 公 改 比
読売)11区は中川がリードする展開。中川は元財務相の夫・昭一の遺志継承を掲げ、自民党支持層の8割強を固めた。陸山会事件で起訴された石川は民主支部の支援を受けるが、民主支持層への浸透は半数にとどまっている。
※09年の総選挙で最も恥ずかしい選挙区は、この北海道11区だったと思います。IMFのストロスカーン総裁に「人類史上最大の貢献」とまで言わしめる活躍ぶりを見せた故・中川昭一財相を落選させ、起訴されるような人物を当選させた選挙区で、中川昭一氏の妻・郁子さんが3年越しのリベンジを果たす可能性濃厚。
■岩手4区
- 及川敏章 56 民 新 党職員 比
- 藤原崇 29 自 新 参院議員秘書 比
- 高橋綱記 65 共 新 花巻市議
- 小沢一郎 70 未 前 自治相 大
読売)4区は、小沢と藤原の戦いが予断を許さない展開。14回連続当選の小沢は民主支持層の3割弱を固めたが、女性の支持で伸び悩む。藤原は自民支持層の7割を固めた。及川は民主支持層の5割しか固めきれていない。
※なんと小沢一郎が予断を許さぬ選挙戦を余儀なくされている! これは奇跡を信じてみたくなります。
■東京18区
- 土屋正忠 70 自 元 総務政務官 公 比
- 杉村康之 43 未 新 府中市議 大 比
- 菅直人 66 民 前 首相 国 比
- 横粂勝仁 31 無 前 弁護士
- 柳孝義 51 共 新 国分寺市議
- 五十嵐勝哉 45 維 新 時計販売会社員
読売)18区は、土屋と菅が小差の競り合い。土屋は自民、公明支持層の6割を固めた。菅は民主支持層の7割をまとめ、「脱原発」を掲げて女性層や無党派層の支持拡大を図り、精力的に地元駅前などで演説を重ねる。神奈川11区から国替えした横粂は、既成政党への批判票取り込みを狙う。
※カンガンス大ピンチ!!いい気味だ( ・∀・) 首相までやった人が地元でどぶ板をやらなきゃいけない段階でもう事実上負けでしょう。
■徳島1区
- 古田元則 64 共 新 党県書記長
- 福山守 59 自 新 県議 公 比
- 仙谷由人 66 民 前 党副代表 国 比
読売)1区は、福山が優位に立っている。県議出身の福山は後援会組織をフル回転させ、自民支持層の7割以上を固めた。幅広い年齢層で支持を得ている。官房長官や行政刷新相を歴任した仙谷は民主党への逆風に危機感を強め、解散後は地元に張り付いている。民主支持層の8割以上を固めたが、女性の支持が広がりを欠いている。
※尖閣事件の主犯・仙谷由人も小選挙区では敗北濃厚。UMA研究家の山口敏太郎さん(徳島出身)いわく「仙谷さん、ホントもう辞めてほしい」と。
書き出すとキリがないのでこのぐらいにしておきますが、かなり興味深い分析でした。正直、ここまで自民党が優勢に立っているとは…。この情勢調査を受けて自民党の石破幹事長はさっそく全候補者を引き締めにかかった模様。最終的な結果はどう出るのでしょうか?
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