2014年3月15日土曜日

アメリカの威信はまだまだ堕ちる

オバマ大統領の支持率は4割台ギリギリというアメリカでは考えにくい低さ。民主党候補はオバマの選挙応援をいやがり、共和党は僅差の選挙区を着実に拾う。11月中間選挙の結果次第で上下両院を共和党が制圧する可能性も。政権レイムダック化は不可避の情勢だが、問題はこれがアメリカ国内に留まらず国際社会全体の秩序を破壊していくことだ。はたして歯止めはかけられるのか?

2014年2月12日水曜日

オバマ「やりたいことは何でも出来るんだよ」

オランド仏大統領が訪米、オバマ米大統領とジェファソン邸へ AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3008220

 フランスのオランド大統領が3日間の米国公式訪問をスタートさせました。アンドリューズ空軍基地に到着したオランドは、オバマ大統領とともにエアフォースワンでバージニア州モンティチェロを訪問。

 モンティチェロは第3代アメリカ大統領トマス・ジェファソンゆかりの地であり、そのジェファソンはフランスに駐在した外交官の一人だったということで、米仏の歴史を象徴するジェファソン邸で大統領同士が個人的な友好を育む機会にと期待されていたようだったのですが…。

 ここでオバマさん、やらかしてしまいました(゚Д゚)

 ジェファソン邸をオランド大統領と散歩している最中に、うっかり口が滑ったオバマさん。言ってはいけないことを口走ってしまった。


"That's the good thing as a President, I can do whatever I want"
「大統領にとっては良いことさ。やりたいことは何でも出来るんだよ

 おいおい、ちょっと待ってくれ、と誰しも言いたくなるでしょう。気持ちよくお散歩していて口が滑ったのかもしれませんが、いくらなんでも軽率すぎる。テレビ局のカメラが入っているのを分かっていて、どうしてこんな質の悪いジョークが出てくるのか。

 そしてこれがテレビ報道されるや、みんな怒るの怒らないの。ただでさえ支持率が40%程度に落ち込んでいる大統領。特に共和党保守系の人たちの反オバマ感情は凄まじいところへ持ってきて、このひと言はまさに火に油。

 さっそくネット上に動画がアップされましたが、そのタイトルがまたスゴイこと。 KING OBAMA: 'I Can Do Whatever I Want' ときたもんだ。動画に寄せられたコメントや、SNS上の反応も厳しいなんてもんじゃない。目についた反応はこんな感じです。

・恐ろしい。200万の遵法市民が持つ銃よりも、フセイン・オバマの持つペンの方がよほど危険だ。
・そしてメディアは彼を守り賞賛するんだろう。
・フ○ック野郎
・バラク1世王万歳!!!
・史上最も嫌われた大統領だと思う。さっさと歴史になってほしい。
・彼がこの国と法律をどう見ているか正確に示している。謙遜なんかしちゃいない、自分が全ての上にあると思ってんのさ。
・暴君だ。
・これがプロンプターを必要とする理由だよ。自分の言葉でしゃべれば問題を起こすんだ。
・彼は救世主だよ。彼と他の神々はやりたいことを何でも出来るんだ。ハイルオバマ!
・トマス・ジェファソンが聞いたら墓の下で悶絶するでしょうね。
・もしブッシュが同じことを言ったら、メディアがどれほど逆上したか想像してみろよ。

 個人的には、ブッシュが同じこと言ったらどうなったか、という意見に共感しますね。

 日本でも、麻生太郎さんがホテルのバーで人と会って話してるとケシカランと叩き、鳩山由紀夫が居酒屋で泥酔して奇行に走ろうと一向に叩かないメディアの二枚舌は嫌われていますが、こういうリベラル派のロジックはアメリカでも同じなんですね。

 共和党びいきの保守派というと、日本では銃が大好きで差別的な傾向のある人たちみたいなイメージがありますが、実はこういうリベラル派の偽善・欺瞞・ダブルスタンダードを嫌って共和党を支持している人たちも多いわけです。

 こうやって順調に舌禍事件を引き起こし、支持率も浮上させられないオバマ大統領。残り任期をどうやって乗り切るつもりなのか。日本はいつまでこの大統領と付き合わなければいけないのか。いやはや考えるだに憂鬱な冬の夜更けでございましたとさ。

2014年2月9日日曜日

インドとイスラエルがアンコだという件について

India, Israel to Build Anti-Missile System
http://www.defensenews.com/article/20140206/DEFREG03/302060025

ディフェンスニュースの記事によれば、中国の核および通常ミサイルに対抗して、インドとイスラエルがミサイル防衛システムを共同開発しようと動いているようです。

インドは伝統的に非同盟外交を取ってきました。全方位外交という言い方をされることもありますが、これにはインド人特有の大国意識というものがあり、ある特定の国が主導する陣営の傘下に入ることを潔しとしない、という理由からだと言われます。

冷戦時代も東西両陣営に与することなく、独自のポジションを取り続けていたインドですが、これは別の言い方をすれば、自国の国益に適うならばどの国とでも組むということですよね。

イスラエルとの間でもレーダー開発などを行ってきたわけですが、ここにきてミサイル防衛でも開発を進める模様です。

戦闘機はロシアから、揚陸艦はアメリカから、救難飛行艇は日本から、そしてミサイル防衛はイスラエルと、というわけで、融通無碍というか、その柔軟さには驚くべきものがありますね。

何事もアメリカ一辺倒になりがちな日本人には、非常に示唆に富む姿勢ではないかと思います。